仮に日本株式や外国債券に単独で投資をすると毎年の状況によって成果に大きな差が出てきます。
すこしタイミングが悪ければ、買ったとたんに2割や3割は値下がりすることがあるわけです。
そのような商品を買うわけですから株価の動向や為替の動向が気になってくるのは当然でしょう。
しかしながら、マーケットの動向が気になっても、それに費やす十分な時間や十分な情報がない、というのも現実ではないでしょうか。
さらに言えば、弊社コラム『資産運用の常識・非常識』にもありますが、『プロであってもマーケット予想を当て続けることは非常に困難』 なのですからドクターのようにお忙しい方にとってはなおさらのことでしょう。
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ところがまったく同じ時期にもかかわらず主だった資産(この場合は国内外の債券と株式)すべてに投資をしている方が価格の変動度合が小さくなっています。
ここで大切なのは変動の度合が少なくなったのにもかかわらず平均リターンが落ちていない、という点です。
通常は価格変動が小さなものを選ぶと当然リターンも下がりますが、様々な資産に分散をして投資をしたときに限ってはリターンを犠牲にすることなくリスク(価格変動の度合)を下げることができるのです。
これはノーベル経済学賞を受賞したモダンポートフォリオ理論の大切なポイントで、世界中の機関投資家(資産運用のプロ)が当然のこととして採用しているやり方なのです。 |
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当コラムは、投資に対する考え方を示したものであり、具体的な投資商品の購入や売却を推奨するものではありません。実際のご投資に当たってはご自身のご判断でされるようお願いいたします。また、当コラムに記載されている情報の正確性についてはできる限り万全をつくしていますが、その正確性を保証するものではありません。個別の投資商品については別途詳細を記載した資料(目論見書等)をご覧ください。