2007/10/12 職場の中に人材育成(コーチング)を組み込む重要性
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職場の中に人材育成(コーチング)を組み込む重要性(3)


こんにちは、インシュアランス・ラボラトリー 代表の佐藤です。

組織の飛躍的成長のために大切なことは、目標に向かって質問・対話・フィードバックによって部下に気付きを与え、全員の行動を促すこと―これまでに多くの企業の変革をお手伝いさせていただく過程で、私はそのことを確信するようになりました。

活力あふれるすばらしい組織をつくりあげたいと考えているみなさまに、人材育成のヒントをできるだけわかりやすく解説してまいります。


 今回は「マネジメント」における上司と部下の温度差について考えてみたいと思います。

 下記の円グラフは上司自身とその部下を対象に

 『上司のマネジメントに対する満足度』
を調査した結果を表したものです。

<「部下からの信頼度」 チェックシート>
◆ 部下
Q.今の上司のマネジメントに満足していますか?
◆ 上司
Q.部下のマネジメントを十分にできていますか?

1.大いに満足している 4
2.満足している 34
3.不満がある 37
4.大いに不満がある 25

1.十分できている 3
2.できている 69
3.出来ていない 27
4.全くできていない 1

このグラフから見えてくるのは、
"マネジメントに自信過剰な上司と不満を募らせる部下"
という哀しい現実です。

これは上司の「部下は私の指示通り、黙ってやればよい」とか
「目標達成こそが最優先すべきことで、部下の育成は二の次だ」
といったマネジメントスタイルが、部下の望んでいるマネジメントスタイルにマッチしていないことの表れではないでしょうか・・・。


下記のチェックシートを用いて、先生がどのくらい部下から信頼されているか
チェックしてみましょう。 

<上司と部下の温度差>
1.
部下の意見を聞かないことが多い
2.
嫌な仕事を部下に押し付ける傾向にある
3.
上司のいいなりになり、部下を守らないことがある
4.
いきなり怒鳴ることがある
5.
自分の保身がなによりもっ重要だと思う
6.
どちらかというと自信過剰である
7.
気の合わない部下の陰口を、つい言ってしまうことがある
8.
話を大きく広げたり、気分で仕事をしてしまうことがある
9.
部下の業績を自分のものにしたことがある
10.
良くないと思いながらも、好き嫌いで部下に接してしまう
11.
たまにヒステリックになり、取り乱すことが多い
12.
叱るとき「言い訳するな」と言ってしまうことがある
13.
部下を大声で威圧することがある
14.
自分と違う意見を言う部下を馬鹿にする
15.
自分のことが大好きである
15問中、あなたは何問当てはまりましたか?   /15点
先生の部下に対する信頼度は如何ほどでしょうか?

■ 答えはこちらから! ■


次回のコーチングコラムにて、社員のやる気を阻害する理由について、お伝えしたいと思います。
「マネジメント」における上司と部下の温度差はかなりあるようですね。

*主要参考文献・出典:ビジネスコーチ養成スクール(ビジネスコーチ社)



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