2008/12/29 不況の時代に勝つ経営者保険考
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不況の時代に勝つ経営者保険考
佐藤 正彦氏
(株) リスクマネジメント・ラボラトリー 代表取締役



みなさん、こんにちは。今年もいよいよ残り僅かですね。
何かとお忙しいことと存じます。

昨今の世界的な金融不安や不況によって、社会情勢や経済環境は厳しい状況におかれています。このような時、我々生保営業パーソンはどのように対処していけばよいのでしょうか。

2008年の締めくくりとして、今後私たちがどうすればいいのか考えてみたいと思います。
佐藤 正彦

 

ところで、私事で恐縮ですが、私は一年の中でこの時期(年末)が一番好きなのです。
子供の頃は、12月というとクリスマスでご馳走が食べれたり、テレビも特番があったり、大晦日は新年を迎えるにあたり遅くまで起きていて子供心に何か崇高な気持ちになったものです。
社会人になって、初めに就いた仕事が酒問屋の営業だったこともあり、年末は、それはもう目の回るような忙しさであったことを覚えています。

それでも、そんな街中の活気や気忙しさがワクワクして大好きでした。
まるで余力を残さず全力で走りきる競争のラストスパートのようで、私にとって12月はその年の最後を締めくくるひとつの区切りとして充実感を感じられる月なのです。

さて、昨今の社会情勢や経済環境は、世界的な金融不安や不況によって前代未聞の厳しい状況が続いています。
師走なのに、街中も例年に比べて活気がないような気がします。
また、大手自動車メーカーや大手電気メーカーをはじめとするよくない話は、来年の3月決算時には中小企業の資金繰りにも影響必至で、多くの経営者の方々は先行きのみえない不安にかられているのではないでしょうか…。
そうすると、中小企業の経営者にとって今もっとも関心があることは何かというと、先がみえない環境にどう対応していくのかということだと思います。

決算対策は黒字企業だけの話ではありません。
赤字企業やトントンの企業こそ決算対策が必要という発想の転換が必要です。
厳しい企業こそ損益やキャッシュフローの改善やコントロールが必要です。

そもそも保険に加入することはキャッシュアウトにあたる(資金繰りに影響する)こと、また赤字企業こそ現在加入している保険の見直しにより決算書を改善できる可能性があること、さらには赤字だからといって解決策なしに即解約は考え直すべきことや個人保険の重要性など、この環境変化についていける方法を経営者に伝えてあげなければなりません。

税理士は本当の保険の使い方やハンドリングのマジックを知りません。
今こそ、私たち保険のプロの真価が問われているのだと思います。
過去に断られた企業(状況が変わっているかもしれませんので・・・)にも勇気を持ってアプローチしてみては如何でしょうか(こういう時に“すご腕”のマーケティングが生きてくるのです)。

タイガーウッズや話題の石川遼君のような本当に力のあるプロは、トラブルや逆風に強いそうです。
しかも最終ホールでバーディを決めるなど上がり3ホールが目茶苦茶強いようです。私たちの仕事もまもなく今年のホールアウトです。
来年に繋がるように悔いを残さず思い切りやりましょう!
来年もみなさまのますますのご活躍と、素晴らしい新年を迎えられますことをお祈り申し上げます。




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